中指斬残、捌断ち儀
肘から上げて肘から下ろす、柳が風でだらしなく揺れるようなさまは決して殴るとは言わない。何ら力も加わってないのに、そもそも叩かれることもないのに――
「泣きたい、悔しくて、悲しくて……!お前にそう言わせてしまったことに対して、自身の非力さを痛感してしまうっ。
自分を罵倒すれば、お前はそれで満足――望む形になれて安心できるかもしれないが、しっかり見とけ!」
“これが、その結果だ”――
そうして傷を受け付けない胸元が抉られた気がした。
変わらない僕。
変わらなくても構わないと思っていたのに――目に映る光景(結果)に後悔した。
後悔。
ああ、僕はなんてことをしてしまったんだろう――