月と太陽の恋模様


「先生、分かりました。今から繋ぎましょう!!」




顔、真っ赤。絶対真っ赤だ。でもこうなったらやけだ。私は勢いよく振り返った。




「…え………何を繋ぐの?」




―――そこには先生ではなく知らない男性が立っていた。




「忘れて下さい。忘れて下さい。独り言ですから忘れて下さい。」




早く着かないかな…このエレベーター……


体がめちゃくちゃ熱い。




「ぶはっ……」




笑われてしまった。


体の温度がさらに上がった。
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