SWEET*AFTER7番外編~ヒーローは偽り彼氏~
未だに真っ赤な顔で放心状態の彼女をチラリと見やる増村 弓弦。


彼の瞳は今──
ケモノに変わった。



「…いただきます」


「どーぞ、召し上がれ」


「行くぞ、マヤコ!」


「え…えっ!?どこに!?
ちょっ…弓弦~!?」



スイッチが入った増村くんは、彼女の手を引いてホテル街へと姿を消していった…。



「澤村さん…弓弦に何吹き込んだんすか…」



大河内くんはさっきのキラキラスマイルはどこへやら、呆れたような無愛想な表情に変わっている。


そんな彼に、俺はにこりと微笑みかけた。



「君も知りたくない?彼女を数倍美味しくいただく方法」


「………」



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