★ 理想のコイビト ★
「…でね、愛ちゃんったら可笑しいんだよ。」



「んー…」



「って、悠生くん?聞いてる?」



「んー…あっ、うん。」



「もうっ!」



あれから数時間。



繭の学校に迎えに行き、駅前のショッピングモールに来ていた俺達は、ドーナツを食べながら、いつも通り他愛ない話をしていた。

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