ケモノ女が愛するオトコ〜草食男子の扱い方〜
勇気は引きつりながらも無理に笑う。
…情けないわ。
軟弱で私の理想とは程遠い。
何でこんな男に私はこんなに必死になっているのよ。
あんたなんて、いらない、と言って見捨ててしまえばいいのに。
「……千歳?」
私を覗き込む目を、じっと見返す。
キラキラと澄んだ瞳。
穢れを知らないような、真っ直ぐな視線。
「…私と…結婚しなさいよ。
……言っておくけどあんたに断る権利はないわよ」
「………。
そうだね。
俺には君の言う通りにするしか選択肢はないね。
君が………好きだから」
「…勇気!……私を幸せに…出来る?」
「……うん。多分。……努力する」