ショコラ~愛することが出来ない女~
「いやー、なんか緊張しました!
女の戦いが始まるかと思いましたよ
凄いな、桂木さん」
「何がよ」
庄司くんを一睨み。
楽しむなよ、そんな事。
「格好いいです」
「褒められてるとは思えないわ」
「褒めてますよ」
何を言い返しても庄司くんはにこにこ。
やれやれ、困ったな。
調子狂っちゃう。
咳払いを一つして、雰囲気を整える。
仕事らしいピシッとした空気が私は好き。
「コンセプトの話に戻しましょ。
結局ね、雑誌だけじゃ無理っていう時期に来てるのよ。
で、どの会社もこぞってバックとかをつける付録戦略に出て。
でもこの断捨離ばやりでそれもすたれてきて、って感じ。
だから何か新しいものを打ちだなさきゃいけない」
「はい」