錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
 しかし、このままでは膠着状態だ──どうにかして逃げたいが、少しでも隙を見せると攻撃魔法が飛んでくる。

「……」

 オリジナルはちらりと裏手の方に目をやった。

 それに黒とチャラが気付き、先にチャラが駆け出した──

「! 待て!」

 つられるように他のローグが駆け出すと、男たちもその後を追う。

「あれ? 裏に行くの?」

 ネリネはその様子に、見やすいように同じく移動した。
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