咲き舞う華は刻に散る
「これからもご指導の事、よろしくお願いしますね」
美桜里は甘えるような猫撫で声で芹沢に酌をする。
そんな彼女の行動に土方達は呆気を取られた。
彼らだけに限らず、美桜里の性格を知っていれば、誰しも驚くだろう。
しかし、美桜里自身も限界に達していた。
「(何故、私が人間ごときの機嫌を取らなくてはいけないんだ)」
すると、機嫌を良くした芹沢は美桜里を自分の方に引き寄せた。
メニュー