咲き舞う華は刻に散る


「別に良いだろ…」



「まあ、見当はついてますけどね」



ついてんなら、聞くなと土方は心の中で突っ込む。



何も言ってこないが、原田もおそらく、彼の経緯に気付いているだろう。



すると、外から雨の音がした。



外は大粒の雨が降りしきっている。



「雨か…」



彼に続くように、沖田も外を見る。






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