【完】最初で最後の恋
「はぁ…。あ、ねぇ真希。牛乳ってまだあった?」
「う〜んとね、もう少しでなくなる気がする」
「そか。ありがと。あ、じゃぁ戻んなきゃじゃん…」
「あ、俺取ってきますよ?」
「え!?さすがにそれは申し訳なさすぎるって言うかなんて言うか…」
「いえ!俺も牛乳なかったの思い出せたんで!由希くん、行こう」
そう言って俺は半ば無理矢理牛乳売り場へむかった。
「牛乳、これでいい?」
「うん!お兄ちゃんって、お姉ちゃんのカレシなの?」
「はっ!?違うよ」
最近の子供って……。
その後、俺らは佳織さんのもとへ。
「佳織さん、おまたせしました」
「あ、ありがとう、矢吹くん!ホントいろいろごめんね…」
「いえ!」
「お兄ちゃんって、お姉ちゃんの彼氏なの?」
またこの質問!?
「「え!?」」
「ち、違うよ!も〜!矢吹くんのこと困らせちゃダメでしょ!?」
顔を真っ赤にして言った佳織さん。
素直な人だと、思った。
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