【完】最初で最後の恋
「いえ!店長に、様子見てきてって言われて、地図書いてもらって来ちゃいました!今日由希くんたちは?」
「おばあちゃんに、預かってもらった……」
てことは…この家に佳織さんたった1人だけ…?
風邪のトキに1人って、寂しくねぇの…?
「あ、コーヒー…だすね」
「え!?お構いなく!」
「ううん。なんか、出さなきゃ申し訳ないから。ちょっと、待ってて…」
大丈夫かな…?
しばらく経っても戻って来ない佳織さんを心配し、俺はキッチンへ。
そこには、しゃがみこみうずくまっている佳織さんがいた。
「…っ、…っ…」
「っ、佳織さん!?大丈夫っすか!!??」
「ふ…ぅ…ハ…ァ…」
苦しそうだ…。
「佳織さん、部屋、行きましょう。どこっすか?」
「リビングでて、1つ目のドア。右ね…」
「分りました」
俺は佳織さんを姫抱っこした。

「っ、や…やぶきくっ」
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