タイムリミット

気がついたら、

頬に生暖かい滴は流れていた

生暖かい滴はゆっくりと頬をつたってシーツにシミを作った


「それで…アレほんとか?だから、あんな事…」


そこで、悪魔は口を閉じた

きっと、あんな事は自殺…だろう


そんな言葉だけで口を閉じてしまうだなんて、きっとこの悪魔は真っ白な人だ

汚れてない。

事故のような不幸もない

真っ白で…フツーで幸せな人。


そのフツーがすごく、羨ましかった。

私の涙に気づいたのかあたふたしていた。


なんかちょっと可笑しいかも…

「…ふっ」

ちょっと思わず吹き出してしまった


「え?」

あ、聞こえてしまったようだ

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