タイムリミット






――――
――――――…



「…?」



瞳を開けるとあまりの眩しさにまた瞳を閉じた




部屋が、白いんだ。



その白さが部屋に入っている光の色を強調しているんだ


まるで無の世界みたいだな…


死んだのかな?


体を起こそうとするとズキンッと胸に激しい痛みを感じた

思わず抑える



キョロキョロと見渡すと、花瓶に白いベッド、壁、カーテン


とても清潔感のある部屋…その代償にまるで別世界のように真っ白な無の世界のようだった。





「旭サンッ!」



急に、ドアがガラッと音が聞こえたかと思うと

白い白衣に包まれた医者らしき人と看護士が入ってきた




やっぱり、ここは病院なんだ…
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