黒木健蔵の冒険
「失礼します。なんだか、履いたまま磨いていただくのは、申し訳ないです」


「いやいや、こちらも商売なので、かまいません」


健蔵は、この青年の立ち振る舞いに、好印象を抱いた。


この青年にも例のノートに名前を書いてもらう。

健蔵は、その名前の横に赤いマジックで大きな花マルを書いた。

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