心から
「アイツに何があったのか俺らは知らない、だけど…ゆっくりでイイんじゃねーか?わざわざ辛い思いさせてまで、克服させることか?」






潤の言葉に皆が黙る。
少しの沈黙のあと架凛が口を開く。






「そうだよね…それぞれのペースがあるんだもんね。私達は優莉の後押し程度でイイんだよ。優莉自身も今頃自分を責めてる…。仲間になれたことで戸惑いと日々格闘しながらも彼女なりに、前に進もうとしてるんだよ。なのに私達が、突っ走るから…。」





「そこまで理解してあげれてるなら、イイじゃん?」



海斗が口を挟む。










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