Kissしてダーリン[短篇]
手招きに従い、敦の近くに寄る。
「…何?機嫌悪い?」
「ち、違う!」
あと一歩、その時私の体が力強く引っ張られた。
ぼふっ
「ちょ、敦!誰か来たら……」
「来ねぇよ。」
敦の足の間に無理矢理閉じ込められる。
は、恥ずかしい…
「なあ、何が気にいらねぇの?」
「…何もないっ」
ちゅっ
後ろから私の首に口をつける。
「ひゃっ…」
「教えろよ」
ぎゅっと腰に手を回され、体が密着する。
あつ…し?
「せ、先生?」
「敦。」
学校だから一応、先生と呼ぶ。
でも…
敦が触れたところが熱い。