わたしとあなたのありのまま ‥3‥
「ほのかの話聞いてると、つくづく田所が気の毒になるわ。でもそれは、ほのかが自分に都合のいいように話を捏造してないからなんだろうけど。そこはあんたのいいとこだよね。

まあ、自分に非があることに全く気付いてないからかもしんないけど」


長いな。

しかも、褒めて持ち上げといて、すぐさまそれ以上に落とす、という巧みにダメージを倍増させる技法を使用。



何も言い返せなくて切ないです。



「ちょっと、何アレ?」

何気なく視線を窓の外に移した綾子が、突然に目を見張る。


私も綾子の視線を追って振り返れば、右遠方に見える体育館の二つある出入口が両方共、大勢の女子生徒で塞がれていた。



「一体……あん中に何があんの?」

半ば呆れたように呟いた綾子は、何も知らないらしい。


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