わたしとあなたのありのまま ‥3‥
正論のような気がするけど、とてつもなく理不尽だ。

こんなの納得いかない。いく訳がない。



だけど。


「じゃあ、最後の曲、もっかいみんなで踊る?」

冬以はすっかり乗り気。


最悪だ。今ここで、なりふり構わず泣き崩れたい気分。



「先生、一人で踊ってよー」

当然とも思える要求が二年女子から出るも、「それは嫌」と、またしてもキッパリ断る冬以。



しかも冬以は、舞台の上ではあるけど、一番端っこに移動して、

「俺、ここ」

なんて、子どもみたいなことを平然として言った。



渋々といった感じで二年女子全員がスタンバッて、曲が流れ始めた。



お揃いのジップパーカーを冬以だけ着ていないから、端っこに居ても一際目立つ。



と言うか……。

冬以のダンス、凄い。キレがあってダイナミック。


私ダンスのことは良くわからないけど、それでもメチャクチャ巧いってことぐらいはわかる。


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