わたしとあなたのありのまま ‥3‥
「えっと……」
足りない脳ミソを駆使して、繋ぐ言葉を考える。
「……デートに決まってんじゃんね?」
勢いに任せて言い放ち、軽快に笑い飛ばしてみたけど、それは不自然過ぎて余計に気まずくなった。
「うん。『ゆき』と」
冬以はポツリ、寂しげに呟いて困ったような苦笑を浮かべた。
「ごめんね」
モソモソと小さく謝れば、「ううん、全然」と、冬以はふわりと笑う。
最初からこうすれば良かった。変に誤魔化そうとするから、逆に一層、重い空気になってしまった。
ゆきさんとの思い出の場所ってことか。
何故よりによってそんな場所をチョイスしたんだ私っ! 気まずいじゃんかぁ、なんて。
そんな風に思ってしまう私はやっぱり、自己中で我儘だ。
手に入れたチケットは、午後1時20分からのもの。という訳で、午前中は完全なるフリーだ。
「どうしよっか?」
目的地もないまま、何となく歩き出しながら隣の冬以が私に問う。
足りない脳ミソを駆使して、繋ぐ言葉を考える。
「……デートに決まってんじゃんね?」
勢いに任せて言い放ち、軽快に笑い飛ばしてみたけど、それは不自然過ぎて余計に気まずくなった。
「うん。『ゆき』と」
冬以はポツリ、寂しげに呟いて困ったような苦笑を浮かべた。
「ごめんね」
モソモソと小さく謝れば、「ううん、全然」と、冬以はふわりと笑う。
最初からこうすれば良かった。変に誤魔化そうとするから、逆に一層、重い空気になってしまった。
ゆきさんとの思い出の場所ってことか。
何故よりによってそんな場所をチョイスしたんだ私っ! 気まずいじゃんかぁ、なんて。
そんな風に思ってしまう私はやっぱり、自己中で我儘だ。
手に入れたチケットは、午後1時20分からのもの。という訳で、午前中は完全なるフリーだ。
「どうしよっか?」
目的地もないまま、何となく歩き出しながら隣の冬以が私に問う。