わたしとあなたのありのまま ‥3‥
苦笑も爽やかな冬以、さすが……。
美しく整った顔を見詰め返して、そんなどうでもいいことを思ったり。
「ちゃんと考えて、ほのか」
フッと優しい笑みを浮かべた冬以が、指先で私のこめかみをチョンと突く。
「ごめん」
注意されたっぽいから、とりあえずは謝って、ちゃんと考えてみる。
「あっ……お隣の美術館行かない? 今、何とか展やってんじゃなかったっけ?」
「『何とか展』なら、いつでもやってるよ」
冬以は可笑しそうにクツクツ笑った。その笑顔に、ちょっとだけホッとする。
「いいよ。じゃあその『何とか展』、せっかくだから観に行こう」
あっさり同意して、冬以は美術館へ向かって歩き出した。
並んで歩きながら、じいっと隣の冬以を見た。でもそれは、ほとんど無意識だったから、
「何?」
不意に聞かれて、たちまち恥ずかしくなった。冬以も照れ臭そうに苦笑している。
美しく整った顔を見詰め返して、そんなどうでもいいことを思ったり。
「ちゃんと考えて、ほのか」
フッと優しい笑みを浮かべた冬以が、指先で私のこめかみをチョンと突く。
「ごめん」
注意されたっぽいから、とりあえずは謝って、ちゃんと考えてみる。
「あっ……お隣の美術館行かない? 今、何とか展やってんじゃなかったっけ?」
「『何とか展』なら、いつでもやってるよ」
冬以は可笑しそうにクツクツ笑った。その笑顔に、ちょっとだけホッとする。
「いいよ。じゃあその『何とか展』、せっかくだから観に行こう」
あっさり同意して、冬以は美術館へ向かって歩き出した。
並んで歩きながら、じいっと隣の冬以を見た。でもそれは、ほとんど無意識だったから、
「何?」
不意に聞かれて、たちまち恥ずかしくなった。冬以も照れ臭そうに苦笑している。