わたしとあなたのありのまま ‥3‥
「あっ、えっと……冬以はやっぱり笑ってた方がいいなって思って」

「それは男が言うセリフです」

「何で? 性別なんか関係ないじゃん」


すかさず言い返せば、冬以は横目でこちらに視線を向ける。その顔は何故だかほんのり不満げ。



「あれ? 私また、何かまずいこと言っちゃった?」

「別にまずくはないけど……」


言って冬以は足を止めた。つられて私も立ち止まれば、冬以は身体ごと私の方へ向き直る。



「ほのかも……」

「ん?」

「笑ってた方がいい。というか、いつも笑ってて欲しい」

「ああ、うん。そだね、ありがと」


冬以が何を伝えたいのか良くわからないまま、とりあえずはお礼を返した。



「ああもう、ほのかっ!」

ほんの少し声を荒げて冬以が言う。



何なの? 私が、何?

冬以ってば、急にイライラしちゃって意味不明。まるで生理前の女子じゃん。


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