わたしとあなたのありのまま ‥3‥
「はっ? 何で俺まで?」

視線はテレビ画面から外さず、田所が不満げに言う。


私をこんなにも怒らせている張本人は、他でもないあなたですよ? 全く自覚なしですか、そうですか。



「帰る」

ポトリと口から落として玄関へ向かった。靴を履いてドアを開けた所で、急に思い立って振り返る。



「田所のバカ、ハゲ。浮気してやるから」

心にもない宣言を田所に向かって投げつけた。


田所は私の期待を裏切ることなく即反応。バッと勢いよく顔をこちらに向けた。



ベッドの上に突っ伏したままの瀬那くんが、一層面白がって嬉しそうに言う。

「ほのちん、そういうことなら俺が……」


「結構です!」

キッパリと断って、すぐさま乱暴にドアを閉めた。


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