わたしとあなたのありのまま ‥3‥
浮気なんかする訳ないのに。ちょっと強がり言ってみただけなのに。
田所の右手が私の左頬をふわりと包む。
「させねぇよ?」
苦しそうに呟いて、田所は軽く身を屈めた。見惚れるほどに美麗な顔が近付いて来て、思わず、逃げるように俯いた。
そしたら、今度は両手で顔をガシと挟まれ、強引に上向けられて、
「キスさせろ」
田所はふて腐れた顔で低く唸る。
「い、や、だっ」
顔をブンブン振って手の間から抜け出し、同時に両手で田所の胸を思い切り突き離す。そしてすぐさま、踵を返して駆け出した。
でも階段へ辿り着く前に追いつかれ、また背後から肘の辺りを掴まれた。私の身体が前のめりになって静止する。
「放してよ!」
滅茶苦茶に腕を上下に振って叫んだ。けれど、田所は頑として放してくれない。
田所の右手が私の左頬をふわりと包む。
「させねぇよ?」
苦しそうに呟いて、田所は軽く身を屈めた。見惚れるほどに美麗な顔が近付いて来て、思わず、逃げるように俯いた。
そしたら、今度は両手で顔をガシと挟まれ、強引に上向けられて、
「キスさせろ」
田所はふて腐れた顔で低く唸る。
「い、や、だっ」
顔をブンブン振って手の間から抜け出し、同時に両手で田所の胸を思い切り突き離す。そしてすぐさま、踵を返して駆け出した。
でも階段へ辿り着く前に追いつかれ、また背後から肘の辺りを掴まれた。私の身体が前のめりになって静止する。
「放してよ!」
滅茶苦茶に腕を上下に振って叫んだ。けれど、田所は頑として放してくれない。