大嫌いだから、ね? ③
 
「う~ん、やっぱり、まだ、ねむっているみたいね。

 ごめんなさいね、光くん。せっかく来てくれたのに」



 ん? 光、くん?

 ん? お母さんと、光くん? 変な組み合わせ? まだ、夢かな?



「いえ。いきなりお邪魔しちゃってすいません」

「ううん。いいのよ。

 陽菜は知ってたんでしょ? 部屋みたらすぐにわかったわ」


 
 くすっと、お母さんの意味ありげな笑い声が聞こえた。



「?」

「ううん。なんでもないの。

 そうそう、お茶でも飲まない?

 みるくぷりんもあるのよ?

 それにしても懐かしいわ。大きくなったわね。幼稚園以来かしらね」

「そうですね、たぶん。小学校違ったし」

「光くんのお母さんとは卒園後も何度かあったことあるのよ。お母さんは相変わらず忙しい?」

「ええ、まあ」



 ・・・夢?

 夢にしては、二人の会話がずいぶんはっきりと聞こえてくるような?

 というより・・・夢じゃない!

 

 

 

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