大嫌いだから、ね? ③
 
「・・・」

「・・・」



 急に二人っきりになって、一瞬、気まずいような、気恥ずかしいような空気が私たちの間を流れた。



「ああ、えっと」



 軽く咳払いをして、光くんが先に口を開いた。



「陽菜の部屋、可愛いんだな、やっぱり。ぴんくぴんくしてるし。・・・なんていうか、思っていた通りというか」

「そうかな。でも・・・子供っぽいでしょ」



 基本的に部屋の中、小学校の頃からほぼ変化なしだし・・・パジャマ、くまさんもようだし。



「そんなこと、ないわけないけど」



 ・・・光くんの正直者・・・。



「ねぇ、陽菜? そっちいっていい?」

「うん。いいよ。適当に座って」



 私は何の気なしに答えたんだけど、光くんは迷うことなく私のベッドの横まで歩いてきた。

 膝をついて座ったのは、私のベッド横というのはいうまでもなくて・・・。

 

 ・・・近いんですけど、本気で。


 

 

 
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