大嫌いだから、ね? ③
 
 思わずガードするように、ブランケットを握り締め、ぎゅっと目をつぶってしまった。



 どうしよう、近いよ。

 いっそ、布団にもぐりこんでしまおうか?



 ---なんて考えていたら、光くんが動く気配がして・・・かたまっている私にふれたのは、彼の指だった。

 思わず、びくっと身体を震わせてしまった。

 そんな私に構わず、光くんは指を滑らせて、ぺたりと額に手をあてた。



「ん? やっぱり、熱ないな。よかった」



 安心したかのように、光くんはそう言った。



 ・・・でもでも、でもね、早く手をどけてくれないと、絶対絶対、体温急上昇だよ。

 だって、近い。

 光くんの少し長めの前髪が、私にふれそう。

 



 
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