大嫌いだから、ね? ③
「あ、ありがとう、私も好きなの。うん、もっと好きになったかも」
思わず、そう言ったら、光くんは少し目を見開いて、それから、私を見て、にっこりと本当にうれしそうに笑った。
「な、陽菜?」
「はい?」
「あのさ、熱出す前のこと、憶えてる?」
「? 熱を出す前のこと?」
キョトンとして、小首をかしげる。
「えっと・・・?」
ん?
熱を出す前? ・・・ん?
そういえば・・・そういえば。
そうだった!
私の脳裏に、彼女の姿が鮮明に思い出された。