大嫌いだから、ね? ③
ちらっと、光くんの様子をみてみたら、彼ははあっと思いっきり大きなため息をついて、額に手を当てた。
「・・・っ、まいった。あそこで、邪魔はいるなんて」
・・・うん、私もちょっとだけそう思う。
お茶と、ぷりん持ってきてくれたお母さんには悪いけど。
でも、ね。
私は小さく息を吐いて、それから、光くんのほうに顔を向けた。
「光くん、とりあえず、飲んでしまおう? お母さんのプリン、おいしいよ?」
にこっと笑った。
ぎこちなかったかもしれないけど、作り笑いじゃない。
わかったから、私。
お互いの気持ちがわかってきたから・・・
私は、一口、お茶を飲んで、そして、一息に言った。
「好きになってるみたい」
さっき伝えようとしたことを、一息に、さっきよりも気持ちを落ち着けて、自然に言葉にした。
「私、光くんのこと好きになっているみたい」