チッサイ、オッサン
俺は一ヶ月の過酷なダイエットを振り返って、腹が立って仕方なくなってきた。


「俺がこんなに痩せてもまだ居座る気かよ!?まだ食うつもりかよ!?もう諦めて消え失せろ!頼むから俺に肉を食わせてくれ……!」


つい怒りにまかせて言ってしまった渾身の叫び。


俺の魂が肉を欲している。


そんな叫びを聞いたオッサンが、静かにうつむいた。


肩を小刻みに震わせ始めた姿に俺はとっさに身構えた。


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