チッサイ、オッサン
「ま、まさか巨大化してとうとう俺を食う気か!?」


フルフルと震えながら、見えないオッサンの顔からなにかがポタリと落ちる。


「ヨ、ヨダレ!?俺には逃げる体力もない……。もうダメだ」


絶望する俺に向かってゆっくりと顔を上げるオッサン。


これから、どんなスプラッタ映画よりもおぞましい現実が待ち構えているに違いない。


俺は体のどこにこんな水分が残っていたのか不思議なくらい、一瞬で汗まみれになった。


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