囚われの姫
「姫君っ!」
慌てた声とともに二人の男はティアラの目線に合わすように腰を屈めた。
「よかった…!
一時はもう無理かと諦めたのですよ。」
驚き固まるティアラに二人は優しく微笑んだ。
一人は青いマントを羽織った騎士のような出で立ち、もう一人は長い茶色いコートを羽織り、青いマントの騎士とは違った雰囲気の男。
…ティアラにとっては驚いたことに、二人とも金髪に近い茶色の髪をしていた。
「姫君…?」
押し黙ったままのティアラに心配そうな声をかけるマントの男は次の彼女の言葉にあんぐりと口を開けることになる。
「…夢……ですよね?」