囚われの姫



「ティアラ姫、着替えはこの方々にお手伝いしてもらってください。


我々は扉の外におりますゆえ…。」




メルートとマクサスは速やかに退出の礼をすると扉の外に消えて行った。






「「お姉様っ!!」」



メルートとマクサスがいなくなった瞬間、マリアとアリアは間発いれずにティアラにギュッと抱き着く。



「姫様!ティアラ様はお目覚めになられたばかりなのですから…。」



ノチカの注意も虚しく、マリアとアリアの勢いは止まらない。





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