家政婦のメイド派遣します!
「おはよ、桃子。」

桃子が目を覚ますと祐樹の綺麗な顔が目の前にあった。

「……おはよ。」

桃子におはようのキスをすると祐樹はバスルームへと消えていった。

慌てて起き上がった桃子はすぐに手近にあったパジャマに腕を通した。
昨日はあのまま眠ってしまったのだ。

付かれていたとはいえ裸で眠ってしまうとは恥ずかしい事をしてしまった。

桃子がそう思っている事を承知で祐樹は彼女にパジャマを着る時間を与えるためにすぐにバスルームに行ってくれたのだ。

そう言った心遣いは直樹では絶対に出来ない事だった。

いそいでコーヒーメーカーの準備をしていると祐樹がシャワーを終えて出てきた。

「桃子も入っておいで。」

「うん。」

桃子はコーヒーメーカーのスイッチを押すと着替えを持ってバスルームへと急ぐのだった。
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