世界一好きな君へ

なんでいつもこんな微妙な時期に競技大会があるか


何故1~3年すべての学年は強制参加のわけは

3年生と最後の思い出をつくるため


元々この学校には全学年が交流できる行事なんてない
だから、これで補っているんだ


だってさ3月に球技大会ってあまりに可笑しいもん
夏だよね、フツー。


「…オーイ?」
会長とは、もう会えなくなる。


「もしもーし?」
会長は一番校に受かったって聞いた。



もう、見ることさえ許されない

まるで宇宙のずっと奥にある星。
輝きも見えなければ触れようとすることもできないし、どこにあるのかさえ見つけられない。

パチンッ

「…い゙ッ!?」

額に一瞬痛みを感じた
しかも怪我したところから。

「ボケッとしてたよ。大丈夫?」

ニコッと笑う会長…だけど


「傷の部分をわざわざでこぴんするなんて酷すぎますよ、会長…」

「あはは。なんかソコが一番効き目よさそうだったから。それにボケーとマヌケ面だったし」

「爽やかな笑顔でサラッとすごいこと言っちゃいますねー」


ちょっとショック。

マヌケ面って…(汗)

< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop