世界一好きな君へ
なんでいつもこんな微妙な時期に競技大会があるか
何故1~3年すべての学年は強制参加のわけは
3年生と最後の思い出をつくるため
元々この学校には全学年が交流できる行事なんてない
だから、これで補っているんだ
だってさ3月に球技大会ってあまりに可笑しいもん
夏だよね、フツー。
「…オーイ?」
会長とは、もう会えなくなる。
「もしもーし?」
会長は一番校に受かったって聞いた。
もう、見ることさえ許されない
まるで宇宙のずっと奥にある星。
輝きも見えなければ触れようとすることもできないし、どこにあるのかさえ見つけられない。
パチンッ
「…い゙ッ!?」
額に一瞬痛みを感じた
しかも怪我したところから。
「ボケッとしてたよ。大丈夫?」
ニコッと笑う会長…だけど
「傷の部分をわざわざでこぴんするなんて酷すぎますよ、会長…」
「あはは。なんかソコが一番効き目よさそうだったから。それにボケーとマヌケ面だったし」
「爽やかな笑顔でサラッとすごいこと言っちゃいますねー」
ちょっとショック。
マヌケ面って…(汗)