ブルーブラック2
「自分だけのインクって素敵ですね!」
「はい!それも、ナンバーを控えておくのでそれを辿って…カルテというか…レシピというか…要するになくなってもまた同じものを作ってもらうことができるんです」
こういう説明をしている百合香は一段と生き生きしている。
そんな楽しそうに話をする百合香から説明を聞くと、相手も興味が湧き笑顔になる。
「へぇ。いいですね。ありがとうございます、その時に来ますね」
「はい!ぜひお待ちしております」
女性客は笑顔のまま百合香の前から去って行った。
告知が記載されている小さなポップを手に取って見る。
「オリジナルインク、か···」