囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~
返事の代わりに返ってきたのは、夜顔の香り。
意識を失いそうになる、甘く魅惑的な夜顔の香り。
ただしあたしの意識があったのはそこまでだった。
寒さと痛みに目を覚ましたあたしを出迎えたのは見たことのない倉庫の天井だった。
どす黒いそれはあたしの状況を嫌というほど教えてくれた。
「夜顔の香りがして…それから…」
意識を失いそうになる、甘く魅惑的な夜顔の香り。
ただしあたしの意識があったのはそこまでだった。
寒さと痛みに目を覚ましたあたしを出迎えたのは見たことのない倉庫の天井だった。
どす黒いそれはあたしの状況を嫌というほど教えてくれた。
「夜顔の香りがして…それから…」