君の声がききたい
そしてノートをめくり、俺と食堂で話したあの時のページを開いた。

そのページには、俺の名前と沙和の名前が書いてあるのが目立つ…



―――――――――
【TO】

だからね、
なるべくノートで会話
したいんだよね♪♪

一生の思い出だから(≧∀≦)

ーENDー

―――――――――


メールを俺に見せたあと、ノートを大事そうに見つめる沙和。





「…じゃあ・・書いて話そうか」

「………!」


俺は携帯をしまい、この前持ってきてしまったペンを出した。

そしてノートにペンを走らせる…





《よく考えたら、携帯だと充電なくなったら困るもんね》


そうノートに書くと、沙和は笑った。




「お待たせいたしました。シーザーサラダと、軟骨の唐揚げです…」


注文したつまみがきて、店員がテーブルに置いた。

俺たちはノートを端に移動し、たまにつまんで食べながら、会話を楽しんだ。

沙和は自分のことを、色々話してくれた…




家はマンションで、両親が亡くなったあとに買った…とか。

お姉ちゃんは海外でファッション関係の仕事をしていて、半年に1回くらいの割合で日本に帰ってくる…とか。

犬を飼ってるとか。

少年向け漫画にはまってるとか。


沙和のことを、

今日はたくさん知れた…
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