君の声がききたい
「サンキュ」


俺は沙和からガムをもらい、口に入れた。

沙和もガムを噛んでいるらしく、口をもぐもぐと動かしている。


俺は携帯を出し、沙和に話しかけた。




―――――――――
【TO】

今日楽しかった?

ーENDー

―――――――――


俺のメールを見て、沙和は満面の笑みを浮かべて笑い、頷く。


俺はホッとしたように「そっか」と、笑った。




ス…


!

携帯を見せてくる沙和。



―――――――――
【TO】

奏は?

ーENDー

―――――――――


…………。


沙和の質問に、一瞬戸惑う。だけど…



「教えない」


そう言ってごまかした。



沙和は首を傾げ、納得のいかない表情を浮かべる。

俺はそんな沙和を見て笑った。



クイクイ


「ん?」


今度は俺の着ているシャツを軽く引っ張って呼び、


―――――――――
【TO】

今のバイト
いつからやってるの〜?

ーENDー

―――――――――

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