HERO
目が覚めたのは夕方で。


何か忘れてるような気がすると思いながらも、ホテルを出た。



ブルーと顔を合わせたくないと思いながらも、自分の居るべき場所へと帰る。



そこに待ってたのは、何とも言えない表情のわんこ。



「美亜さん!どこ行ってたの」


ああ、思い出した。


忘れてたこと。



「もう少しで、これ、不法投棄になるとこだったよ」



いや、それは大袈裟でしょうよ。


忘れていた、ティッシュのたくさん詰まった段ボール箱。



あのとき、そのままあの場所へ置きっ放しにしてしまったんだ。
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