HERO
「さてと、美亜さん。何から聞こうかな...。そうだな、まず、あの人は誰?」


「知らない、昨日初めて会った」



本当はこんな話、したくない。


何も思い出したくないのに。



「そっか。お金もらって、そういうことして。今までの美亜さんに戻ったわけだ」



そう、これが今までの私。



不自由はしてなかった。


一度はまともなバイトもしてみたけど、何だかあほらしくなってやめた。



だって、こっちのほうが早く稼げたから。



でも、その代わり毎日が地獄だった。


大嫌いな部類の男に抱かれる、いつも、昔を思い出してた。
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