ご奉仕ワーリィ
「その無礼は、まだ続いているようだが」
「申し訳ありません。フィスト王に対しての畏敬が過剰なる反応を出してしまうようです。もはやこれは正当防衛。畏れ敬いすぎて、全身串刺しにしたいところですが。
ご安心を、フィスト王の尊厳ある命を――簡単には殺したりしませんから」
振るわれたレイピアが手すりに食い込んだ。かなりの力で――胴体を真っ二つにする思いで切ろうとしたのは目に見て分かる。
「神とやらも、シナリオにはないとんだ劇的を好むらしい。ここにいるべきは我が親愛なる従者なのだがな」
「その従者ですが、こちらも偶然、見回り中にばったり会いましてね。何でも足を挫いたらしく、『ウゴケナイヨー、ジュウショウダヨー』と号泣しておりましたよ」