ご奉仕ワーリィ
「この力強さに腰の形。確か、ラハティーとでも言ったか」
問答無用の初手をかわしたフィスト王が笑う。
それに対して、ラハティーも笑って見せたが。目の色がまったくないし、こめかみに血管が浮き出ているようにも見えるおっかない顔だ。
「またあなたにお会いできるとは、俺は運がいいですね。いやいや、こんな偶然は奇跡だ。神に感謝しなければなりません。なにせ、たまたま、ええ、必然なんか絡まない偶然に起きた、はい、ただ城内の見回りついでに、なんだか陛下の部屋のバルコニーから神々しい気配を感じ取りまして。
よもや神がおわされるのかと来てみれば、あなただったなんて。ああ、驚きすぎて体が震え、思わずレイピアで刺し殺すところでした。
ご無礼、お許しください」