ご奉仕ワーリィ
「どちらにせよ、私は殺されるか。いいのか、隣国の王を殺害した貴様はただでは済まぬぞ」
「そんな、俺は陛下に夜這いをしかける不埒な不審者を切り捨てるだけですよ。というか、どうせ汚水にぶちこみますので、誰もここで『誰が死んだか』はては『何があったか』も分からぬことでしょう。
今の時間帯ならば、このバルコニーに見える位置にいる見回り兵はいませんから。
陛下に不安を与えないよう、俺は迅速に隠密的に、不審者を制裁するだけです」
「いくらでも言い訳はたつし、知らぬ存ぜぬも突き通すか。その鼻っ柱をへし折りたい気分になるが、私もそろそろ限界だ。我が宝物が金切り声をあげてきた。破裂する前に、あるべき場所で発散しなければ」