ご奉仕ワーリィ
そんな王女に恋をした自身は、一ヶ月前のあの日――見回り最中に見てしまった王女の背徳感ある行為に、正直、裏切られた気分もあった。
王女の人物像が崩れていくような。けれど、こうして間近で彼女を見てしまうと、薄れかけた情欲が煽られた。
何のことはない。
ラハティーは王女に憧れを持ち、王女の下にあった女に恋をしていただけだった。
王女への憧れはもうない、あれば自身は王女の肌に触れることはできないだろうから。
一介の兵士では触れられぬ宝石のように、ただの人間が触れば穢れてしまう神様を遠目からしか仰げないように。
近づくことすらおこがましいと思い、諦めてもいた恋が――王女である前に、彼女は一人の女であったことを知り、気持ちが高ぶった。