ご奉仕ワーリィ


彼が私を、その大きな腕で抱き、抱擁力ある胸で包み込む。


力強く、苦しさが快感になるほどきつく彼は私を離さなかった。


「陛下、今度からはそうなる前に、俺を呼んでください。俺はあなたに尽くす存在ですから」


耳元での声に熱がこもっていて、耳の穴を通り鼓膜を揺らがした。ひくりっと、体が反応してしまう。


「さすがに一人では、これはできませんよねぇ」


嘲笑う声なのに、優しさがあったと思ったのは、そこに不出来な子を撫でるような音色が含まれていたからだ。


仕方がないですねぇ、と彼は耳たぶを甘噛みしてくる。


肺にあった呼吸が、か細く口から出てきた。


彼の背に預けた指を立てて、力む。


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