ご奉仕ワーリィ


うっかり別次元の扉を開いてしまったかのような。知識として、気持ち悪いモノだよ程度は考慮していたけど、私の中で特別視している彼は――特別視しなくとも、いつも笑顔の青空が似合う爽やかな好青年ならば、きっとこちらも、案外見ても躊躇いを生まないものかと思ったけど。


「な、なっ、なっ……!」


度肝を抜かれたという言葉を思い出す。


直立しているどころか、もはや反り返って……っっ!


「そんな反応でまじまじと見ないでください」


傷つきますから、と視界がシャットアウトされた。


彼の手が目隠し代わりになっただけだけど、驚愕により爆発しそうになった内心を救われた気がした。


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