ご奉仕ワーリィ
「どういった風の吹き回しですか」
含み笑いを交えた囁きが、頭頂部から聞こえた。つむじに息がかかって熱い。
のしかかられている状態なのに、苦しくなかったのは彼が配慮してくれたからだろう。もっと、私の体がベッドに沈むほどのしかかってもいいのに、と眉を寄せた。
「陛下は何もしなくていいんですよ。ずっと受け身でいてください」
「……」
肩を揉まれて、鎖骨をなじられる前に、私は寝返りを打った。
ごろん、ではなくて、くるっと。うつ伏せから仰向けの状態になって、彼と目がかち合う。
「陛下……?」
「……」
「怒ってます?」
「……」
「怒ってますね」