ご奉仕ワーリィ


溜まった感情が破裂した。言葉と共に涙が出て、ぐしぐしと瞼をこする。


「私ばっかりだよ、ほんとに……。私ばっかり、あなたを想って、不安になって、一人でうだうだ考えてばっかりなのに……っ、なんであなたはそうやって余裕ある顔で、こんなことができるの!?」


駄々をこねるほどに、こちらの想いは溜まっているというのに、彼はいつも涼しい顔で私に触れてくる。


普通のことが考えられなくなるほど、こんなにも心をぐちゃぐちゃにしていくのに、彼はいつも何もなかったかのように飄々として。


「夜(今)だけじゃなくて、昼だって……!廊下でのすれ違いとか、演習中にあなたと目が合ったときとか、あなたを見る度に私はドキドキして気が気じゃなくなるんだよ。

すれ違いざまに、こっそり触れてくれないかなとか。目が合った時は何かしらの合図を出してくれないかなとか。今日だって……ラハティーが近づいてきたとき、抱きしめてほしいとか思ったり……!

あなたとの接点があるもんなら、私はいつも、この夜のこと思い出して、人前でもいいから触れあいたい、甘えたいって思って……っ、もう私は、あなたしか考えられないのに!」

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