ご奉仕ワーリィ
最終手段はあくまでも、強行突破に近い無理矢理な自棄でしかない。
確かに、もっと上手いやり方があったのでは?と私は考えそうだ。
「しかもか、あなたは王女。誰も知らない土地にいたとしても、俺は王女を拐かした大罪人として一生追われることになる。そうして捕まり、あなたと引き離されて、絞首台でくびり殺されるのでさえ、目に見えてますね」
「そんなことは……」
「あなたの言葉でさえ、悪い男にそそのかされて、気が気でないんだと周りは俺の処刑をやめないことでしょう。まあ、そんな明白なる残酷な結末でもいいと言うならば俺は今からでも陛下を連れて逃げますが。
陛下が我慢なされば、そう遠くない未来に、皆が認める中での結婚式が挙げられますよ」