ご奉仕ワーリィ


俺とのね、と微笑む彼が続ける。


「一介の兵士、なればこそ、俺は唯一無二の兵士になれるように努力すればいい。部隊の指揮を任されて、勲章をいくつも肩からぶら下げるような強さを身に付けますよ。

実際、アーチ・ビショップからライト・ナイトにまで引き抜きされそうですし、いい身分になるのも決して無理なことではない。

王女たるあなたには決して及びませんが、少なくとも民に『王女を任せられる存在』と思われるようになってから、結婚しましょうね」


城の者たちはどうするんだと一瞬思ったが、そこは私の王女としての最上たる地位を使えば問題ないかと思った。


くわえて、民が笑顔を浮かべて祝福してくれる彼との仲になれば、民から支持が欲しい城の者は表立っての反論はできない。


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